早稲田大学社会科学部・シュンゴーさんの合格体験記

ペンネーム

シュンゴー

現役or浪人

一浪

出身高校

長崎県立長崎東高校

学部

早稲田大学社会科学部

早稲田合格体験記

目次

1早稲田を志望した理由

2現役時代

3親から

4浪人生活

5勉強法

6最後に

1早稲田を志望した理由

 正直、ちゃんと覚えているわけじゃない。高校は長崎の普通の自称進学校だ。地方の高校お決まりの国公立主義がやはりそこには存在していた。もともと反骨精神の強い俺にとっては国公立に行くという地方の思想には乗っかりたくなかった。国公立はダサいと思った。だから私学の雄、早稲田を目指した。

2 現役時代

 高校三年生になって、受験勉強しようと先生からアドバイス得ようとしたら誰も私大出身の先生はいなかった。正直一人もいないわけがないと思っていたから驚いた。教師から勉強のアドバイスはもらえないことを悟った。

早稲田の指定校推薦が一枠だけあった。一応希望を出しといたが、俺は自分の力で早稲田に行きたいと思ってたからなんか心から指定校を取ろうとはしていなかった。しかも。俺は教師から好かれるタイプではなかった。自覚はなかったのだがみんなから教師に反抗するといわれてたから何かしらイライラさせるところがあったのだろう。特に学年主任から嫌われていたから指定校の望みはなかった。

 高3になる前に塾や予備校を探したが長崎には大手予備校はなく、大学受験用の塾は数少なかった。しかし、とある英語塾に行っていた。

 その英語塾ではある入試問題の長文問題を全訳させるというものだった。結果からいうとその塾で英語の成績は上がったかといったら全然上がらなかった。

 ほかにも国語の映像授業を受けたが全く役に立たなかった。

 だから自分でやることを考えて、教師に頼るしかなかった。しかし早稲田に行くための勉強方法の話をしてくれる教師はいなかった。

 当時の偏差値は全体的に50前半といったところで到底早稲田に届く偏差値ではなかった。つまり、国語、英語そして日本史以外の勉強を止めることにした。基本内職するものはして、できない教科は寝たりすることが多くなった。それでも成績というものは全くと言っていいほど上がらなかった。むしろ下がってさえいるような気がした。

 センター試験をすべての生徒が受ける決まりになっているが無駄に時間を使いたくなかった俺は担任にセンターを受けない旨を伝えた。担任はセンターを受けないことにめちゃくちゃ驚いていいて「そんなの前例がありませんよ。」といわれた。そういわれて、俺はなんで強制なのか、俺が前例を作ればいいじゃないかと思った。だが、担任から何度も面談という説得が始まった。あるとき、学年主任と進路主任二人と面談した。まあ、俺からしたら脅迫なのだが…。

学年主任「なんでセンター受けないんだ、私大だって3科目で受けれるじゃないか!」

自分  「でも早稲田は5科目7科目ですべて9割取らないといけなくて、今の自分の成績では困難なので三科目に集中したいんです。」

学年主任・進路主任「「えっっっ!?」」

そういって二人は受験科目を調べ始めた。俺を説得しようとしたのに下調べもせずに来たのか!こいつらの話は絶対聞かねー!!!!!!と思った。それから面談やいろんなことが起こったが教師を信じることはなかった。

3 親からは

 俺の親は怒鳴ったり、たたいたりして指導するタイプだったのだが、それが高3から父親のほうは激しくなっていった。

 父親は登校やたまに下校も車で送り迎えしてくれるのだが、その車中で父親は怒りや不安を俺にぶつけてきた。「努力しない奴は生きる価値がない」、「だからお前はダメんだ」などの内容の言葉毎日のように言われ俺の心はボロボロになってた。心の休まる場所は家にも学校にもなかった。正直、自殺をよくせず耐えたなって今は思う(笑)。

4 浪人生活

 浪人生活は東京の難関私大専門の予備校にした。自分は少人数制の授業を好んでおり、確認テストがあること何より早慶の合格率が高かったことが決め手になっただろうか。

もともと、俺は別のところを選んだが俺以外の家族がそこを選んで多数決がそこを選んだためにその予備校にしたのだが、親がその予備校が一番俺に厳しいことを言っていたからだ。今考えるとあの予備校に行ったことでかなり成長した気がする。

 予備校生活の最初の1か月はほとんど人と話さなかった。名前を聞かれたときに声がうまく出ずに舌が回らなかったこともある。人は一か月人と話さないと話し方を忘れるということを学んだ。

 俺の予備校は池袋にあったため上京浪人することになった。住む場所は埼玉にある学生寮だ。俺が1か月話さなかったのは友達を選別するためだ。浪人で悪友を作ったら自分の未来はないと思った。まともに人と話すようになったのは夏休みごろからだった。成績がそこそこよかったので勉強するやつで固まれたことで遊びに走らなかった。

 浪人が始まって定期購入時に俺は自分の立場に気づかされた。俺が通う予備校は河合塾みたいな大手予備校のように学校法人ではないため学生扱いはされない。浪人という身分はもちろんない。一般定期になる。このとき俺は自分の存在は一体何なのかがわからなった。

そこで俺はある答えが出た。俺って上京してきたただのニートじゃん!!!!そう考えると勉強しないと本当にただのニートになっちまう、早稲田に受かるまでは人権がない、と自覚した・・・。

 人権がないと思ってたから、昼飯は一日300円以内と決めていた。大学に入ってから全くできなくなったが・・・

 浪人期の気分転換一つは寮で出るご飯、もう一つはアニメだった。アニメをもともとは好きで見ていたのだが浪人して、話数の多いアニメを見始めた。

スケットダンス、しろくまカフェとか見てた最後にはナルトを見始めて、200話超えてやっと止めれた、10月中旬のことだった。アニメを止めたらすべて食事に向いてしまったのだが・・・体重が現役の時より10キロほど増えてしまった。

 あと浪人中には早稲田の動画をYouTubeでたくさん見た。早稲田祭、早稲田王、早慶戦など多くの早稲田の魅力が詰まったものを見ていた。さらに早稲田ガーディアンが発行してる早稲田魂を読んだりして早稲田に魅せられていた。城南予備校が、wwwが早稲田に見えるとか言っていたが、それは当たり前でworldがwasedaに読めたぐらいに早稲田を愛すようになっていた。

早稲田の大学生活が終わったら死んでもいいと思えるぐらいに楽しんでやる!!!そう、思っていた。だから早稲田以外にはどうしても行きたくなかった。

 予備校では毎週授業の復習や暗記系のテストがあった。そしてそのテストの結果が全校舎の生徒と合わせての順位が出る。そこに基本乗ろうとしていたため、成績は基本良かったが、それが逆にプレッシャーになって何度かパニックに陥ったことがある。

少しでも迷うとその問題に執着してしまい、解けなくなるのだ。その経験からテストを受けるときは「やれることだけをやろう。」と思うだけでいいことを学んだ。

 入試が迫ってきた11・12月は以上に焦っていて、勉強しておかないと安心しなかった。その頃は自分の顔がすごく生気をなくしていて、つらそうにしてるのを見ると安心していた。というか努力の確認をそうやってしていた。

12月末は眠気やつらさが来たら、その時こそ伸び時だと考えると、なんかきついなって思うことが楽しくなってハイになっていた。今考えればやばいが勉強により集中できたからよかった。みんなもこうなってみて欲しい(笑)。

 入試はセンターを受けたがセンターには興味がなかったのでほぼ遊びで受けていた。だいたい8割越えぐらいでリスニングは全力でやって30点だった。

本番は明治大学の全学部からだった。その日は以上にテンションが高くなってて、周りに俺より頭がいいやつがいねーとか思ったりして、一科目受けた後に大教室を一望して多くの受験生を眺めてまた俺より頭がいいやつはいないとなってめちゃくちゃにやにやしながら受けてた。一番楽しい受験であった。

正直、GMARCHは落ちても全然いいと思ってたから感覚がどこかで悪くても全然気落ちしなかった。

早稲田の一発目は第一志望だった法学部だった。そこでまず受験会場まで道に迷い、平常心で受けられなかった。国語は古文で失敗し、日本史は漢字をド忘れたりしてボロボロだった。

このときのメンタルはやばかった。次の日は慶應の法学部で英語、日本史までは良かったが小論文が全くダメだった。次は教育学部、人間科学部でどちらも問題なかった。

教育は日本史が難しかったが、俺ができないならみんなできないと確信していた(笑)。人科はとある事情により落ちなければならなかった。正直できはすごく良くて国語の問題に対していい問題だなとか思って解いてたし、英語は20分ほど余ったからチャンスだと思って、試験中にトイレに行ってみた。そして、トイレから返ってマークをずらした。

政経を受けたときにすごいやらかしをした。日本史が終わり、解答用紙を裏にする瞬間に大問一つ丸ごとマークし損ねてしまったことに気づき5分間動けなくなった。メンタルが崩れ落ちた音が聞こえた。

一日置いての社学の入試日、やる気ゼロでもう受けずに帰りたい気分であった。早稲田法と慶應法の合格発表もあり、気分は最悪だった。

一科目の英語は集中できず時間が足りないのにトイレにも行った。終わったな、そう思った。その後日本史、国語と続いたがどちらも間違えたところがないのではないかというぐらいに完璧だった。しかし、英語に自信がなかったため、あまり期待はしなかった。

家に帰り、合否を聞いた時、早稲田法も慶應法もどちらも不合格だった。やはりかと思う一方つらくて、次の日まで何も食えなかった。首都大学東京の受験が三日後にあったが全く対策も勉強もせずに受けに行った。もちろん気力なんてものはなく、見直しさえあまり会いなかった。

終わり方はかなりきつい受験となった。

 結果をまとめておくと

 不合格  ・明治大学法学部一般

      ・中央大学法学部全学部

               一般

      ・慶応大学法学部

      ・早稲田大学法学部

            政経学部

             人間科学部

合格    ・学習院大学法学部

      ・明治大学法学部全学部

      ・首都大学東京

      ・早稲田大学教育学部

            社会学部  

 社会学部が受かった時には驚いたのを覚えている。後、首都大学東京は掲示板を見に行って確認をしたので合格したのがわかって体が震えていた。

慶応大学の法学部は小論が100点中38点で、全体で550位ぐらいだったので小論がもう少しとれていればワンチャンあったのかなとも思った。第一志望に届きはしなかった。しかし、何はともあれ早稲田に入学ができることに何よりもうれしかった。今でもあの喜びは忘れられない。

5 勉強法

次に僕の勉強法を書いておきます。参考になれば幸いです。

【現代文】

・漢字の練習を週3ぐらいでやっとく

・現代文用語を覚える。←早稲田なら必須、選択肢にまで出てくることあり。

・慣用句・四字熟語等もやる

・現代文の解き方

 まず、最初の3,4行を読んで、後ろ4,5行を読み、さらには題名までチェックすることでその問題文が何を主張してるのかをとらえる。つまり、ゴール地点を見つける。 

例「筆者は○○がいいということを言いたい。」的な感じ。

そして筆者の主張に沿うような用語に傍線を引き、言いたくない(一般論、主張とは反対の内容)ことには波線を引くなどしながら読んでいく。これをすることで文章の内容の整理がされる。←国語が苦手な人は文書の主題が何かわかっておらず、何が大事な用語なのかをつかめていない節がある。

だからそれをわかるように線を引いたりして、見える形にできるように練習することが必要である。できない人にとってはきついだろうががんばれば、いつかできるようにはなる。最後に早稲田の過去問を解きまくって早稲田に慣れろ!!!

【使っていた参考書】

現代文用語(なんでもいい)、漢字ゴロゴ、新演習Ⅰ・Ⅱ 著柴田敬司(←予備校の先生でこの人に国語の勉強し方を習った。) 青本

【古文】

古文単語帳 俺はゴロゴを使っていたけどあれは結構でなかったりしたので別なやつを使った方がいいんじゃないかと思います。ゴロゴは最終段階だったり、暗記が苦手な人は使ってもいいとは思うが…。

文法 助動詞はしっかり覚えましょう。細かいところまで

敬語 主語の特定をすることが古文では重要になってくるだから、敬語はまじでしっかりやった方がいい。

問題集は何でもいいが特に源氏物語などは難しいので解きなれておくといいと思う。

【使用問題集・参考書】

古文単語ゴロゴ

古文文法…市販の問題集 

問題集は何でもいい。数冊こなすとよい。

【英語】

・単語…単語の勉強法としては一日目単語帳の1から100まで覚えたら二日目は1から200まで覚えるように1からだんだん増やしていき繰り返しやることが大事。

二千単語ぐらいなら何度もしているうちに30分ぐらいで終わるようになる。その時に一単語一意味で覚えてほしい。こうなればだいたい完璧といえる。しかし単語帳は一冊では不十分であり、2,3冊は潰してほしいと思う。自分はシステム英単語とZ会の速単上級編を潰しました。

    あと英単語はそれだけでなく、長文でてきたり、文法問題で出てきた知らない単語や意味は自分用の単語帳を作って覚えるといい。

・熟語…熟語も熟語帳で単語と同じように覚えるといい。前置詞の感覚や意味も知っておくとよい。

・文法…文法はしっかり基礎をやってほしい。基礎とはそれをもとに問題が解ける軸のようなもの。例えば、関係代名詞のthatの使用方法は5つあるから、この使い方は間違ってる。

というように基礎を詰めるがその基礎は高いレベルが要求される。後は問題集を解きまくる。最終段階に入ったら、正誤問題をやるとよい。

・精読…SVOCの振り方を完璧にしないと、いろんな構文が多種多様に使われる。だから精読の問題集を解いて完璧にしておかなければ早稲田の文章どころかそれ以下の大学の問題も読むことはできない。だから精読はかなりやった方がいいと思う。

・長文…まずは早く読むというよりも精読意識で早く読む練習は夏の後半からでいい。早く読む練習はスラッシュリーディングをやった。その際使うのはZ会の速単標準編で練習していくとよい。

    個人的には速読も大事なことも分かっているがそれ以上に文章の一つ一つの段落が一体何を言いたいのかを要約することができるとなおいい。頭の中で整理できるとなお問題が解きやすくなると思う。これは問題集でやってもいいし、自分で練習しておくのもよいと思う。

【使用問題集・参考書】

・単語帳…システム英単語、速単標準・上級編

・英熟語…解体英熟語

・文法…頻出英文法・語法問題1000、全解説実力判定英文法ファイナル問題集標準編・難関大編

・精読…徹底攻略入門英文解釈の技術70・基礎英文解釈の技術100・英文解釈の技術100、ポレポレ

・長文…段落ごとの要約や文章構成が説明されている問題集、過去問 

【日本史】

・まず、俺の日本史の勉強の仕方をいうと多くの人に引かれたのだが、この勉強法はお勧めしない。特に現役生には。なぜなら、時間をかなり要するからだ。

 俺は予備校の教科書というかプリントを全部写し覚えていた。その写し方はプリントのやつをすべて覚えるように毎日5時間手を使って覚えていた。これは寝ないためでもあったのだが…。

字は正直読めなくてもいい、頭の中に書くようなイメージでやるとよい。4~5時間手を動かすと、手が動かなくなる瞬間が来る。ペンさえ持てなくなるのだ。これは時間がある人にしか進めない。しかもなかなか自分を追い詰めるからつらい。できる人にしかできない勉強法だと思う。

・一問一答…一問一答はやるのは大事だが答えが合えばいいのではなく、問題文も覚えることが大切である。だから、問題文まで覚えるとよい。

・問題集…最初は市販の問題集で大丈夫なのだが、だんだんGMARCHの日本史とか慶應の日本史みたいなやつを解いてもいいし、自分が受けない大学の過去問を解いてもいい。良問は上智や慶應が結構細かいところまで出してくる。もちろん早稲田もだが…

日本史はいくらやっても完璧はないがいかに完璧に近づけるかが問題となる。俺は河合模試で最後に日本史だけだが偏差値80を超えたがそれでも早稲田の過去問は3,4割程度しか取れなかった。そこから、さらにまた勉強した。

【使用問題集・参考書】

一問一答…日本史B一問一答完全版(東進)

問題集…GMARCHの日本史、関関同立の日本史、早稲田の日本史、慶應の日本史、過去問

6 最後に

 地方の学生は地方の教師の言いなりになるな、勉強は三科目に絞って勉強しろ、正直学校に行く必要すらないと思う。だから、たとえ教師に何を言われても屈するな!!!早稲田に行くことを選んだ君の選択に間違いはない!!!早稲田に行くことに集中してくれ。

もし、信頼できる人がいればその人に頼っていいと思う。だから、自分の道を邪魔するやつは近くに寄らせるな!!!君らの道は険しいが振り返れば美しい思い出にきっとなるだろう。

 ほかの受験生特に浪人生には一年間死に物狂いでやってみろ、暗記に妥協するな!!早稲田は甘くない!!だが、テストや入試の時に失敗してもくよくよするな、前を向け!!!難しいとは思うけど、受けてみないとどうなるかわからないんだから。一年間頑張れば結果は出てくるはずだ。

入試の当日は緊張するだろう、テストが始まるまでの5分間「やれることだけやろう。」そうやって、開き直ってほしい。そして、早稲田への想いをぶつけろ!!そして入試が終わった後に笑おう。

最後に、親に感謝することを忘れるな。親だけじゃなくても友達や、応援してくれた人には感謝の気持ちは忘れちゃいけない。俺は早稲田を第一志望にしてる人を応援してる!!

がんばれ。

 PS拙い文章を読んでいただきありがとうございました。皆さんのお役に立てればと思います。皆さんのご武運お祈りしております。

 

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

自由なサラリーマンになる為のライフハック情報を発信中。 受験ブログが受験ブログランキング1位になり著書『引きニートコミュ障、偏差値28から早稲田に行く』を出版。 LINEスタンプ『お寿司ですが何か?』『意識低い系キリン』なども発売中。

1 個のコメント

  • 地方の自称進学校のくだらなさ、
    根拠のない地方の国公立主義、
    何も調べてないくせに進路指導をする地方の教師、
    国公立はダサいという感覚、
    「地方の学生は地方の教師の言いなりになるな、勉強は三科目に絞って勉強しろ、正直学校に行く必要すらないと思う。だから、たとえ教師に何を言われても屈するな!!!」という言葉、

    すべてに共感しました。

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