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早稲田大学文学部・りかむーんさんの合格体験記
ペンネーム
りかむーん
現役or浪人
現役
高校
私立白百合学園高等学校
早稲田の学部
文学部
早稲田合格体験記
はじめに
まず、はじめにお伝えしたいことがあります。
私は早稲田大学に指定校推薦で入学した身であるということです。
早稲田大学の入試、ましてやセンターさえも受けていません。
しかし、指定校推薦も一つの入学の仕方です。
私の場合は高校1年生のころから、
受験を意識して努力していたので、合格体験記を記そうと思います。
参考になる部分があれば、幸いです。
高校生の頃の私
部活はゆるゆるの週一回の部活を2つ掛け持ちしながら、バレエを頑張っていました。高校二年生の冬まで、週に4回通って、コンクールにでるほど夢中でした。
一方、中高一貫校だったので、中学生のころから高校2年生の秋まで、
塾には一切通っていませんでした。
さらに、世間的には進学校だったこともあり、
「学校の勉強を真面目に取り組んでいれば、早慶とは言わなくても、そこそこの私立大学は受かる!塾に通う必要はない」
という高校の先生の言葉を鵜呑みにしていたからです。
(鵜呑みしていた生徒はほとんどいなかったです…同級生に言ったら笑われそう)
高校1年生、受験勉強はじまる
もともとバレエが好きで、大学でも踊りをやりたいという思いがあったので志望校は某国立女子大学にすぐに決まりました。
日本で舞踊を取り扱っている大学は、ほとんどないので、すぐに絞ることができました。
なるべく早く受験を終わらせて、バレエに集中したいという思いがあったので自己推薦で入学できるようにしようと考えました。
(あと、受験という受験をしたくなかった気持ちもあります。)
募集要項には、舞踊の面で優れている、または、学校内で優れた成績を修めたものという内容がありました。具体的にはA以上、つまりは評定平均4.3以上のことを言います。
「または」なので、必ずしも両方を満たす必要はないのですが、合格する確率を上げるためには両方を満たさなければならないと思いました。
学校では成績をとれるように定期試験を頑張り、
放課後はバレエに通って、
上手になろうと決めたのです。
私の受験生活は高校1年生から始まったのです。
高校生の頃の私の日常
基本的に、夜は12時前後に寝て、朝は5時前起きの生活をしていました。
日によってはバレエから帰ってくるのが23時を越すこともあり、ヘロヘロになっていました。
体が疲れていては集中できないので、さっさと寝るのが私にはあっていました。
朝の時間の使い方は、ざっと以下のような感じです。
4:30〜4:50頃 起床
夜に我慢していたお菓子を食べ、勉強スタート
5:30 支度・朝ごはん
6:10 家を出る
最寄駅は始発で座れるため、電車で1時間の睡眠をとる
7:40 学校到着
小テストの勉強や授業の予習
8:15 朝礼
布団が恋しくて、どうしても起床が5時過ぎになってしまうことはありましたが、朝ごはんの前に勉強するという習慣はついていました。
早く起きるためのモチベーションとして、お菓子を用意することもよくありました。
朝にハイカロリーなものを食べる分には太らない、大丈夫だ!
と信じていました。(実際、全然太りませんでした。)
また隙間時間を有効活用しましょう!
とよく言われますが
電車の揺れは心地いいので、
私にとっては子守唄でした。
勉強することは諦め、睡眠時間に充てていました。
バレエに週4回通っていること、
そして通学の時間がかなりかかることから、
体力的にも時間的にも、勉強時間は限られていました。
なので、授業中は頭をフル回転させていました。
内職も居眠りもせず、真面目に授業の内容を漏らさず聞いて
メモをとっていました。
そして、その場でできるだけ覚えようとしました。
授業に集中すると、先生が強調していたことが頭に残っているので
復習するときもスムーズです。
しかも、試験にでる。
授業に集中することが、定期試験での得点につながりました。
立ちはだかる定期試験
毎回の試験は全教科本気です。
音楽、美術、家庭科、保健体育、宗教…全部本気。
5教科では成績が足りないので、
いわゆる副教科こそが私の評定稼ぎでした。
捨てられる教科はありません。
いかに五段階評価で、一番いいものがとれるかの闘いでした。
私の学校は評価が厳しかったので、評定で4をとることはできても、
5をとることは難しかったです。
日本史の場合、中間試験と期末試験の両方で90点を越えなくてはなりませんでした。
問題数が多く、難しかったのでなかなか苦労していました。
でも、90点以上取らないと、5を取れない。
つまり、目標とする評定から遠のいてしまう。
推薦入試合格への道が狭まってしまう。
と思って、必死で努力しました。
試験範囲のノートやプリントをみなくても、
先生みたいに授業ができるようになるまで覚えました。
ぶつぶつぶつぶつ、早口で練習していました。
不気味だったかもしれません。
あと、煩かったかも。
古典は何度も何度も音読しました。
古文も漢文もすらすらと、原文で読めるようになるまで頑張りました。
活用や意味はオレンジのペンで書いて、赤シートで隠して、覚えていました。
こうやって考えると、結構声に出して覚えていたなぁと思います。
声にすらすら出すのって、ちゃんと身についていないとすることができないと実感しています。
たまにはやってみるといいかもしれませんね。
試験対策は試験の10日前くらいから本格的に取り組んでいました。
私は一夜漬けとか、全然できないタイプ。
そういう才能がないって分かっています。
コツコツとやるしか道はないと自覚しているので、
毎日少しずつ覚えていきました。
高校2年生秋、塾に通いはじめる
一般入試のことを考え、数学と英語の授業を受けるようになりました。
推薦入試で受かる保証はありません。
勉強しておくのに越したことはないと考え、苦手な2教科を通うことにしました。
今思うと、効果があったのかは微妙。
私は1人でコツコツ勉強する方があっていたのかもしれないと思っています。
高校3年生、1学期
推薦入試で提出する成績は高校3年生の1学期まで。
高校3年生の1学期の成績発表。
それまで、どうにもこうにも4.2までしかとれず、
目標に達することができずにいて、
嘆きに嘆いていました。
しかし、最後にはついにやったのです。
私ははじめて、
評定平均で4.3をとることができました。
諦めないでいたら、
高校1年生の頃から、ずっと欲しかったものを
最後の最後にようやく手に入れることができました。
喜びが溢れ出てきました。
大げさではありません。
評定平均がそれだけ大事だったのです。
同じ学校の人からしたら、4.3なんて大したことないって思われるかもしれないけれど、私からしたら結構辛かったなって思います。
早稲田とのちゃんとした出会い
7月中旬、期末試験が終わった頃、
志望校だった某国立女子大学のオープンキャンパスに行きました。
高校1年生以来、2度目のことでした。
感想としては…
なんか違う、ここじゃない気がする
でした。高校1年生から、散々頑張ってきたのに。笑
そんなこんなで、少しがっかりしていたところ、
大掃除の日に指定校推薦の枠が廊下の壁に貼り出されました。
そこには『早稲田大学 文学部 評定平均4.0以上の者』の文字
私の成績は申し込むために、十分でした。
それまで、早稲田大学文学部は模試の志望校として
なんとなく書いていた学校でした。
演劇が盛んと聞いていたので、
自分の興味に近いことができるかと思っていたからです。
それまで、私は早稲田大学に興味がそこまでなかったのですが、
これを機に調べてみました。
すると、私がやりたい内容と一致していたのです。
バレエなどの舞台について勉強することができる。
興味に応じて、様々なことを同時に突き詰められる。
これだぁぁぁ。
ここに行きたいな〜
とすぐに思いました。
申し込み募集の時期は夏休み後だったので、
浮き足立つ思いを抑えながら、
受験生としてしっかり勉強することにしました。
高校3年生の夏休み
怒涛の夏期講習。朝から晩まで勉強。
生活リズムが崩れないように6時半から7時には起きるようにしていました。
その頃は、朝ドラを毎日の楽しみにしていました。
家で少し勉強してから、10時頃からは塾の自習室を利用していました。
好きな日本史を英語の勉強の間に挟みながら、勉強していました。
得意教科を挟みながら勉強するのはオススメです。
好きだったり、得意だったりするのは大切です。
わたしからすると得意科目はオアシスみたいな感じ。
念願のオープンキャンパスに行けず
夏休みに楽しみにしていた、
早稲田のオープンキャンパスには体調不良で行けなかったです。
普段は無遅刻、無欠席の健康体なのに
よりによって、こんな日に体調を崩すなんて…
「早稲田に縁がないのかな」
なんて思っていました。
学校内選考、早稲田祭2015、そして合格通知
10月ごろには、学校内選考があり無事に通過。
中間試験の合間に、4000文字以内の入学希望理由書を書きました。
(パソコンでも良かったのに全て手書きで書きました。笑)
親友だけには、指定校推薦で入学できそうだと話しました。
他の人には言わなかったです。
希望理由書を提出したのち、早稲田祭2015に行きました。
わたしにとってはじめての早稲田大学訪問でした。
雨天のなかでも、活気溢れる大学に魅了されました。
フラダンスサークルの方が寒い中で、笑顔で踊っているのが印象的でした。
教室展示も充実していて、楽しんで歩き回りました。
それぞれがやりたいことを追求している大学なのだと肌身で感じました。
そして、11月下旬、見事に推薦入試に合格。
99パーセントは受かるといわれている推薦入試での合格でしたが、
合格通知をもらった時はすごく嬉しかったです。
廊下をスキップしました。
おわりに
最後まで長々とお付合いありがとうございました。
私が言いたいことは、頑張ったことは無駄にならないということです。
必ずどこかで道がひらける。
頑張っていればチャンスが舞い降りてきた時に、
そのチャンスをつかむことができる可能性が広がる。
チャンスが舞い降りてくるのと、つかむことができるのは別問題。
つかめなくては勿体ない。
つかむには自分に力がなくてはならないということを覚えておいて欲しいです。
勉強面で言いたいことは、学校の勉強も自分に必要な分は
頑張るということです。
早稲田大学の入学試験ではかなり難しいところまで問われますが、
そもそも、それよりも基礎的なことをやっている学校の勉強は
ちゃんとできていますか?
簡単な試験で満足した点もとれないのに、
塾で闇雲に過多の知識を詰め込むのはどうかと私は思います。
基礎や基本は簡単という意味ではなく、重要ということです。
おろそかにしないことです。
なんども繰り返して、自分のものにしていきましょう。
体調に気をつけて、頑張ってくださいね。
最後まで、本当にありがとうございました。
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