メルカリ 希代のスタートアップ、野心と焦りと挑戦の5年間の評価・レビュー
あらすじ
ベンチャー不毛の地と言われる日本という土壌の中で
創業5年で累計流通総額が1兆円を突破したユニコーン企業、メルカリ。(現在は上場済み)
そんなメルカリ誕生の裏側にあった経営陣を中心とする苦難と苦渋の選択の数々を日本経済新聞社の奥平和行さんが入念なインタビューや調査を元に上梓した一冊。
この本のここを読んでほしい
山田氏が日本というベンチャー不毛の地で、いかにして人を巻き込んで冷静な分析をしながら経営判断をするのか。
また、後発のメルカリがどうして先発のフリルなどを超えて現在に至れたのか。
登場人物のスピード感が読んでいて気持ち良いのでぜひ読んでほしいです。
この本を読んで得られる情報
実質的なスタートアップの情報が得られるわけではないが(多少は得られる)
起業家・山田進太郎氏の経営判断やその周りに居た人が実はどんな人物でお互いにどんな影響を与えあったのか、などが明快に分かる。
まとめ
スタートアップ界隈の人が集まるAWAバー設立の歴史なども個人的に非常に面白かった。
メルカリをなんとなく使っている人が読んでも面白いかもしれない。
初期からメルカリを使っていた人は「ああー、だから検索機能が無かったんだ!」
と共感するかもしれない。
あとは読めば分かると思うが、奥平さんの取材が丁寧だという事が非常によく分かる。
それぞれの情報提供者からの情報を丹念に整理して、凝縮したのがこの一冊だと確信出来る。
起業という事に関して興味の無い人でも興味深くメルカリの事を知れる構成になっているので
ぜひ食わず嫌いせずに読んでほしい。
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