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君たちはどう生きるか
シュッ
シュッ
シュッ
これはツイッターを適当に見てる私が発する指と画面の摩擦音である。(尚、実際には鳴っていない)
働き始めてからというものそこまでツイッターをやらなくなった(カッコつけて言うと「やる暇がそこまでない」)。
まあだからツイッターを見るときは適当に見ている事が多い。
フォローしている人のツイート全部を新着分は全部見ているという奴が居たが、奴の人生はほぼシュッシュッシュッをしているだけで終わってしまうぞ!
シュッシュッシュッ。
やべえ、なんか響きとか字面にハマって来たよ。
シュッシュッシュッ。
なんか良いよね
シュッシュッシュッ。
ふざけすぎました。
そんな感じで適当にツイッターを見ている中で何度も何度も目にする画像があった。
これだ。
なんかの本の表紙らしい。
気になって調べてみると
Amazonの本で今一番売れている本だった。(2017年10月20日現在)
なるほど、そりゃTwitterで何回も見るわけだね。
納得。
家に届いた
ポチってから数日後に届いた
『君たちはどう生きるか』
なんとこの本80年前に出版されている小説が漫画化されたものです。
主人公コペル君が叔父さんとの交換日記を通じて自分の生き方について苦悶しながらも、少しずつ成長していく物語。
“自分の生き方を決定出来るのは、自分だけだ。”
という当たり前すぎて、でも実際今自分がそんな生き方が出来ているのかというと少し自信は無い、そんな痒いところを遠慮なく突いてくる作品でもあります。
良い歳して『どう生きるか』なんて考えるのって少し恥ずかしいですよね。
でも、それを考えないで日々漫然と過ごしているとマジで、時間ってこっちの事を一切に気にもかけずに過ぎ去っていく、嗚呼無常。
80年前の出版物だという硬い感じは一切なくて、漫画で読みやすいのでとてもオススメです。
児童文学というジャンルにも入っているくらいなので、子どもが居る方はぜひ読ませて欲しいと思います。
変なハウツー本でも無いので、どんな人が読んでも自分に当てはまるところが出てくると思います。
ものの見方、考え方、世の中がどう動いているのか、から派生して生き方を考えるという事まで昇華されます。
世の中にある自己啓発本ってこの本に書いてあるような事が手を変え、品を変え様々な筆者から出ているのだという事がよく分かります。
この本が上手いのは途中にあるコペル君と叔父さんの交換日記は文章をそのまま載せており、それ以外の場面に関しては漫画で表現しているので、80年前の本だと感じないほどに非常に読みやすいけど、柔らかくなりすぎず、良い意味で80年前の吉野源三郎の考えの残り香がする本です。
この本の原作である小説版も合わせて読もうかと思います。
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