レディ・プレイヤー1( Ready Player One)のレビュー

先日新宿のTOHOシネマズで『レディ・プレイヤー1』を鑑賞。

スピルバーグの最新作という事でしたが、期待を裏切りました。

良い意味で!

今まで観た中で一番の異異次元体験が可能な映画と言っても過言ではないです。

特に日本のアニメキャラクターなどが出てきたりと、スピルバーグの日本へのとんでもねえリスペクトが随所に感じられる映画でした。

グレイテストショーマンといい、今期は既視感で飽和状態だったエンタメ界の目が覚めるような勢いの映画が多いなああああ(涎)

超オススメ

あらすじ

時は2045年

貧富の格差から多くの人が荒廃した街に住んでいた。

人類はVRゴーグルの先に存在する世界「OASIS」に生きることだけが、唯一の楽しみだった。

その世界では誰もがアバターを通し「なりたい自分」になれる場所だった。

この夢のような世界の創造者 ジェームズ・ハリデー が最期に残した言葉が世界をオアシスの謎解きへと駆り立てた

「全世界に告ぐ。オアシスに眠る3つの謎を解いた者に全財産56兆円と、オアシスの管理権を授けよう」

創造主ハリデーの遺産を巡り、世界中の子どもから老人、はたまた巨大企業までもが絡む壮大な争奪戦が始まった。

ってまあ、あらすじとかもうね、いいんです。

百聞は一見にしかず!

ってわけで以下の予告を観るべし!

キャラクター紹介

●ウェイド・ワッツ(タイ・シェリダン)


物語の主人公。
オハイオ州のコロンバスに住んでいる17歳の少年。
幼くして両親を亡くし、叔母に育てられる。
しかし、叔母の恋人にろくな扱いを受けず、叔母の家に居場所はない。
そんな中、仮想世界のオアシスだけが彼の唯一の光だった。

●サマンサ(オリビア・クック)

とても正義感の強い女の子。
ハリデーの残したレースに登場するキングコングに危うく襲われそうになるがウェイドに助けられる。
ウェイドが気弱になっている際も「もうやるしかないよね!」と声を掛けるなど、優しい一面も。

●エイチ(リナ・ウェイス)

オアシスの世界では屈強な外見のエイチ。
オアシスの世界では有能な技師で、サマンサのバイクの修理などを行う。
自分のアバターも自分で製作するなど、技術力が高い。
ウェイドがサマンサに惚れ込むと
「あれはアバターだぜ、男かもしれねえじゃん!」
とウェイドをいつも心配してくれている。

●ダイトウ(森崎・ウィン)
オアシスで闘う日本人。
原作では死ぬ設定だった。
作中のクライマックスでは日本人に胸熱なあるキャラクターを使いこなす。

●ショウ(フィリップ・ツァオ)
オアシスの中では忍者として生きる。
現実世界では弱冠11歳の少年。

●ジェームズ・ハリデー(アノラック)
オアシスの創造主。
死にゆく際に、彼はオアシス内に莫大な遺産を残した。
ルールを嫌う彼の性格はオアシスの遺産と運営権獲得のレースのヒントに。

●ノーラン・ソレント(ベン・メンデルゾーン)
IOIという世界二位の企業を引っ張る悪のリーダー。
IOIの成長の為に、ハリデーが残した遺産を見つけようと目論む。
しかし、その強引な手法によってサマンサの両親は殺されてしまう。

2045年の未来像がリアルすぎる

VRが更に拡張された世界を舞台にしているあたりの世界観がまじで技術的に飛躍しすぎていない。

なので、なにその技術!?

って2018の僕達が観てもポカーンと理解不能にならない程度の進化が描かれているんです。

例えば、ドローンがピザを運んだり(もう実際そういう使用実験がされている)

外装だけ近未来になった車(結局空を人間が移動せずに車の性能だけが上がっている⇒せめてこの時代なら作中で自動運転くらいはしてほしかったが…)

遠い世界の話のようで、もう映画の世界がそこまで迫ってきてるぜ!

っていう期待感とちょうどいい現実感で映画を観れちゃうんです!!!

ずるいぜ、スピルバーグ…このやりすぎない感じ、さすがすぎるやろ…

ゲームの世界観は“ちゃんと”ぶっ飛んでいる!

先程、2045年の世界観はまじで、現代人の僕達でも想像できるほどのリアル感と言いました。

しかし、仮想空間のオアシスにおいてが一気にそのリミッターが外れます。

スピルバーグ「だって仮想空間だもん、なんでもありっしょ」

いやスピルバーグは「だって仮想空間だもん、なんでもありっしょ」なんて言葉は実際には言っていない。

言ってないんだけど、作中の現実世界で出来なかった「表現したかった未来の技術」を仮想空間だからもう全部思いついたの入れてやるわ!

という強い意志を感じます。

たとえば

・好きな姿になれるアバター

・ハリデー年鑑の資料が動画資料

・アイテムで時間を60秒戻せる

・謎解きレースのゴールシーンでの宙に浮く楽器軍

など、もうキリがないです。

仮想空間だから当たり前ですが、この映画の仮想空間での割合が多いので、現実離れしているけども自分がその空間に居るようでワクワクするんです。

 

日本人こそ観るべき!エンタメキャラクターのオンパレード

この映画の一番の見どころが何と言ってもこれまでのエンタメ業界を盛り上げてきたキャラクターのオンパレードだというところです!

特に日本人には馴染みのあるキャラクターがたくさん出てきます!

以下、赤文字はネタバレなので、観たくない方は文字が黒くなるまでスクロールしちゃってください。

・ガンダム

・メカゴジラ

・ストリートファイターIIのRYU

まじで、男の青春ロマンを詰め込んだようなキャラ祭りで

鼻血が止まんねえ!!!

日本のキャラクター以外にも

・ティラノサウルス

・E.T.

・ハーレークイーン

・チャッキー

などの外国作品のキャラクターも登場で、もうエンタメキャラクターのオールスター感謝祭です。

しかもこの興奮はキャラクターだけでは収まりません!!!

ハリデーの謎解きレース開始の際に「車の燃料が無いわー」

とか言っていたウェイド。

あれ!?レース出れないの?と思わせといて、手から小さな車を投げるとその車が巨大化!

実際の車のサイズに巨大化。

しかもその車がデロリアンなんですよ!

『バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズ』に出てくるあのデロリアン!

もうね興奮しないわけないじゃないですか!

なんなん、スピルバーグ!

まじでなんなん!

このトキメキをありがとう!って言いたくなる。笑

スピルバーグの最期

オアシスの創造主、ハリデーの最期の言葉

「現実だけがリアルだ」

はスピルバーグの最期の言葉のように聞こえてしまうのは僕だけでしょうか。

いや、スピルバーグがまだ死ぬってわけじゃないんだけどね!

ただ、スピルバーグの最期もそんな事を言いそうです。

どこかで自分を仮託しているのではと思わずにはいられないセリフです。

結局面白すぎて、日本橋のTOHOシネマズでドルビーアトモスにして2回目の鑑賞をするのでした。

 
 

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ABOUTこの記事をかいた人

自由なサラリーマンになる為のライフハック情報を発信中。 受験ブログが受験ブログランキング1位になり著書『引きニートコミュ障、偏差値28から早稲田に行く』を出版。 LINEスタンプ『お寿司ですが何か?』『意識低い系キリン』なども発売中。

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